春が近くまでやってきて、梅の花が見頃の季節となりました。
梅の花は、寒い極寒の冬が終わりに近くなってくると一番早く花をつけて私たちを楽しませてくれます。
私は寒い冬に耐え、清い香りと可憐な花を咲かせる梅の花に感動を覚えます。
雪の降る中でも、梅の花だけは高潔に香り咲き誇ります。
梅の木は中国から渡ってきた何千年という歴史があります。
古人たちも私たちと同じように寒さに耐え抜く梅の花を見て感動したことでしょう。
梅の花の感動は多くの芸術作品として古い絵画、詩や書物に残されています。
毎年、毎年、寒い冬に花を咲かせる梅の花を見て、耐え抜く我が身に重ね合わせ、あまたの勇気をいただいたことが今現在も受け継がれています。
そうして、私は何千年という人類の歴史が梅の花に込められているように思われてなりません。
どんな悲惨な年にも花を咲かせてきた梅の花。
庭木や盆栽として珍重されるのも自然とそんな流れになっているのかもしれません。
季節は寒い冬から春へと巡り巡ります。
寒い冬も必ず春がやってきます。
古人も冬が明けてもうすぐ春になることを、梅の花で感じ、温かい気持ちになったに違いありません。
人生もまた冬の次には春がやって来ます。
長い冬も必ず春が巡ってきます。
それが地球の法則です。
あなたの人生が、たまたま冬であるならば、あなたも春がやって来る方向に動いているのです。
もうすぐ春がやってきます。
草木が芽吹き、動物たちも冬眠から覚めて行動します。
私たちも新しい時代と共に行動する時です。